自分らしさ”を取り戻す5つのステップ 自己受容

ステップ④「自己受容感」を育てる、小さな毎日の実践

― 自分を“好きになる”より先に、自分を“そのまま認める”という選択 ―

ステップ④


「自分を好きになる」よりも難しい、「そのままの自分を認める」ということ


「どうして私は、こんなこともできないんだろう…」

「人と比べて、なんで私はこんなに劣って見えるんだろう」


そんな思いを、あなたはどれくらい抱えて生きてきましたか?

私たちはよく「自己肯定感を高めましょう」と言われますが、

実はその前に必要なのが、「自己受容感」です。


“できない私”“イライラする私”“欠点のある私”を、そのまま「OK」として受け入れる力。




「今の自分を否定せずに、まず“そうだよね”って認めてあげる」

それが、傷ついた心を本当に癒す第一歩です。






自己受容とは、「評価しない眼差し」を自分に向けること




自己受容とは、「ポジティブに思い込むこと」でも「できる自分にすること」でもありません。


たとえば、泣いてしまう日があっても

怒りを感じてしまっても

過去に過ちがあっても



「それでも、そんな自分もいるよね」と受け止めてあげる姿勢。
それが、自己受容です。





欠点のない“理想の自分”になるのではなく、

欠点も含めた“今ここにいる私”を丸ごと許す


この“やわらかいまなざし”を向けるだけで、

心は驚くほど静かになっていきます。



自己受容を育てる、5つのやさしい習慣





ここからは、セミナー参加者にもお伝えしている

“自己受容感”をじっくり育てるための具体的な方法を紹介します。


① 感情をそのまま感じてあげる



私たちはつい、「怒っちゃダメ」「悲しむのは弱い」と感情を抑えてしまいがちです。

でも感情には、良い・悪いはありません。


「今イライラしてるな」「泣きたくなってるな」
そんなふうに、感情を判断せずにそのまま感じてあげることが、自己受容の始まりです。





② 「できなかった日」も、自分を責めない


自己受容を育てるには、自分との信頼関係が必要です。


たとえば、「今日は何もできなかったな」と感じた日。

そんな日こそ、こんなふうに声をかけてください。


「今日も1日、生きてえらい」

「呼吸してるだけで十分だよ」

「また明日があるから大丈夫」




“何もしなかった自分”も大切にすることが、受容の力を育てます。




③ 「人と比べない」ための視点を持つ


SNSや職場、家庭のなかで

つい誰かと自分を比べて落ち込んでしまうこと、ありますよね。


でも、人と自分の「土俵」は違います。

比較するのではなく、「昨日の自分」と比べてみましょう。



昨日は泣いてばかりだったけど、今日はお茶を淹れてみた

先週は相談できなかったけど、今週は少し本音が言えた


小さな変化で大丈夫。

「自分だけの歩幅」で生きていいんだと、何度も自分に許可を出してください。




④ 自分を“やさしく観察する”ノートを持つ


「なんでこんなふうに反応しちゃったんだろう」

そう思ったときは、責める前にノートを開いてみてください。


・今日の気分は?

・どんな場面で苦しくなった?

・本当はどうしたかった?



書くことで、自分の心の声が見えてきます。


それを「へえ〜そう思ってたんだね」とただ見守ることで、

少しずつ自分との関係が変わってきます。



⑤ 「どんな私もOK」と言葉にしてあげる


自己受容の習慣の中で、もっとも大切なのが“ことば”の力。

「泣いてる私もOK」

「弱音を吐く私もOK」

「イラついてる私もOK」

「甘えたい私もOK」


自分の中にある“ダメ”と決めつけていた部分に、

やさしい許可を与えてあげるだけで、

心の底で「安心」がじわ〜っと広がっていきます。





自己受容が育つと、他人の目が怖くなくなる



不思議なことに、自己受容が育つと

「人にどう思われるか」が以前ほど気にならなくなります。

なぜなら、

他人の評価よりも、自分が“自分を受け入れている”ことのほうが

心を安定させてくれるからです。



「私ってこれでいいんだな」と思えるようになると、

対人関係も、仕事も、パートナーシップも、驚くほど楽になります。




セミナーでは、あなたに必要な“自己受容の鍵”を一緒に探します


私の主催する「自己受容パーフェクトセミナー」では、

あなたの課題に合わせて、ワークや対話を通して

あなたの内側にある“否定の根っこ”をやさしくほどいていく講座です。


他人からの承認ではなく、

「自分が自分にやさしくする方法」を、5か月かけてじっくり身につけていきます。




最後に:自分に向かって「そんな自分でも大丈夫だよ」と言ってみて


あなたは、変わる必要なんてありません。

もっと「いい人間」になる必要もありません。


ただ、今ここにいる自分に向かって、

「そんな自分でも大丈夫だよ」って言えるようになるだけでいいのです。


そのやさしい言葉が、自分の中に“安心”と“光”を取り戻す力になるのです。


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  • この記事を書いた人

カウンセラーSayaka|SAYAKA自己受容心理学

幼少時代のネグレクト、学生時代のいじめ、パワハラ、モラハラ、育児ノイローゼ、離婚。 人生という舞台で" 奴隷マインド "をもって、被害者を演じることしか知らなかった私が人生の主役を生きる "ヒロインマインド "を身につけたことで状況は一転! 好きな人に囲まれて、好きな仕事をし、夢に挑戦するという、理想の人生を生きられるようになりました。 そんな実体験から生み出された、奴隷マインドを手放すための「自己受容メソッド」は、これまで1,000名以上の女性を奴隷マインドから解放し、物語のヒロインとして、人生の展開を120%楽しむ生き方へと導いてきました。 さぁ、次はあなたの番です! 奴隷マインドから、ヒロインマインドへ。「ヒロインな人生をご一緒にー。」